監視処理から通知処理までの流れ

本サービスの監視処理は、SACMで管理されたサービスアダプタ上で行われます。 ここでは、サービスアダプタ上で動作する監視プログラムの動作と、SACMアドバンストモニタリングサーバでの解析・通知処理について解説します。

監視設定の反映

本サービスの動作に必要なコンフィグが設定されている場合、コンフィグ取得、またはコンフィグ即時反映時にサービスアダプタに監視設定が反映されます。

監視設定の反映に成功した場合、サービスアダプタは設定に従って監視処理を行います。

監視処理の実行

本サービスの監視項目は、「定期実行型監視項目」と「イベント検知型監視項目」の二種類に大別されます。それぞれの動作の違いについては 監視項目の種別 を参照してください。

監視結果の通知

監視設定の反映以降、サービスアダプタは 5 分の間隔でSACMアドバンストモニタリングサーバに対して監視結果の通知を行います。

サービスアダプタがサーバに通知する監視結果には、定期実行型の監視結果と、イベント検知型の監視結果の両方が含まれます。イベント検知型の監視結果は、イベント検知直後にサーバに通知を試みますが、サーバからの応答が無い場合にはサービスアダプタ内部に一時保存を行い、次回以降の監視結果の通知タイミングで再送を行います。

監視結果の通知時に、サーバとの通信に失敗した場合、サーバが内部エラーを返した場合には、 監視結果をサービスアダプタ内部に一時保存を行い、次回以降の監視結果の通知タイミングで再送を行います。

ただし、サーバが「監視結果データが不正」の応答を返した場合には、監視結果が破損しているものとみなして、 サービスアダプタ内部に保持されている監視結果を破棄します。

サービスアダプタ内部に一時保存を行う監視結果の最大数は以下のとおりです。

監視種別

一時保存を行う上限

定期実行型監視項目

2048 件

イベント検知型監視項目

128 件

通知処理

SACMアドバンストモニタリングサーバは「監視結果の通知」をトリガとして、受信した監視結果の解析を行います。解析の結果、通知が必要と判断された監視内容について、指定の宛先へ通知を行います。