SACMの自動接続(Pull)では、サービスアダプタの起動時に回線種別を自動判別し、Internetへの接続を行います。 対応している回線は以下の通りです。
対応接続方式 |
備考 |
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PPPoE |
NTTフレッツ回線等に限定。詳しくは下記 |
DHCP |
DHCPでアドレスを取得できる環境であれば形態問わず。 NAT配下でも可 |
mobile PPP |
IIJモバイルサービスのみ対応 |
RA (IPv6 Router Advertisement) |
RAでアドレスを取得できる環境であれば形態問わず |
static |
事前にIPアドレスが固定されている環境向け。 SMFによるPull動作の前にあらかじめ何らかの手段で、 ネットワーク設定が完了していることが必要 |
対応回線の詳細は「 国・地域別情報 」をご覧下さい。
SEIL等のサービスアダプタは、SACM での管理のため、以下のネットワークセグメント上のサーバと通信を行います。
ネットワークセグメント |
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サーバとサービスアダプタは、以下のポート番号で互いに通信を待ち受けます。
サーバ |
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サービスアダプタ |
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(※1) 接続モードが「接続待受型」の場合。機種によっては異なるポート番号を使用する場合があります。
(参考情報: 接続モードについて)
上記に対する通信、上記からの通信を許可する設定をサービスアダプタ、及び上位のファイアウォール等に設定してください。
これらのポートがファイアウォール等で遮断されていると正常に管理が行えません。 また、サービスアダプタ自身のフィルタ機能等で遮断されている場合も同様に管理が行えません。
なお、サービスアダプタの機種によっては、これらの通信が確実に行えるよう、ユーザが作成したコンフィグに関わらず強制的に許可される場合があります。
サービスアダプタは、ルータのように直接PPPoEを終端する機器の場合、LSやRSなどのサーバと直接通信を行いますが、それ以外の機器の場合、IPv4のNATを経由してサーバに接続することが多くなります。 SMFv2では、NAT経由での通信にも対応しており、問題なく監視やPushオペレーションを行うことができます。
ただし、上記に示すようにサーバとの通信で用いるポートに関しては、サービスアダプタとNAT機器双方で許可されている必要がありますのでご注意ください。特に、HeartbeatはUDPを用いているため、NAT機器に特殊な設定が必要となる可能性があります。