イベントについて

サービスアダプタの接続状況の変化やオペレーションの実行などは「イベント」として記録されます。

イベント種別

イベントは大きく分けて「設定イベント」「監視イベント」「操作イベント」の 3 種類に区分されます。 発生するイベントの一覧は以下の通りです。

設定イベント

サービスアダプタへのコンフィグ設定に関連するイベントです。

イベント名

意味

サービスアダプタによるコンフィグ取得

サービスアダプタが起動した際に SACM に対してコンフィグの取得処理を行ったことを示します。主なコンフィグ取得理由としては「サービスアダプタによるコンフィグ取得理由について」を参照してください。

操作用接続確認の開始

サービスアダプタが SACM との接続性を確認していることを示します。

操作用接続・コンフィグ反映有効

サービスアダプタが SACM との接続性を確認に成功したことを示します。

操作用接続確認の失敗

サービスアダプタが SACM との接続性の確認に失敗したことを示します。

操作用接続(持続型)の全切断

サービスアダプタが SACM との接続性を切断したことを示します。主に機器のインタフェースのリンクアップ/ダウンや、回線断により発生します。

動作コンフィグ反映の開始

SACM からサービスアダプタに対してのコンフィグ即時 (スケジュール) 反映処理が開始したことを示します。

動作コンフィグ反映の成功

SACM からサービスアダプタに対してのコンフィグ即時 (スケジュール) 反映処理が完了し、成功したことを示します。

動作コンフィグ反映の失敗

SACM からサービスアダプタに対してのコンフィグ即時 (スケジュール) 反映処理が完了し、失敗したことを示します。

反映タイムアウトによる動作コンフィグの初期化

コンフィグ反映処理の途中でタイムアウトが発生し、動作コンフィグが初期化されたことを示します。

Distribution IDの変更

対象の SA コードにおいて Distribution ID の変更が行われたことを示します。

ユーザ操作によるコンフィグ情報のリセット

コンフィグ情報のリセット操作により作業コンフィグ、次回起動時コンフィグが初期化されたことを示します。

一部の設定イベントについて同一時刻に複数の同一イベントが現れることがありますが、これはサービスホストの冗長化によるもので異常ではありません。

監視イベント

サービスアダプタの死活監視に関連するイベントです。

イベント名

意味

Heartbeat による接続通知

Heartbeat サーバによる監視によって Up と判定されたことを示します。

Heartbeat による切断通知

Heartbeat サーバによる監視によって Down と判定されたことを示します。

操作イベント

サービスアダプタへのオペレーションに関連するイベントです。

イベント名

意味

リクエストの中継サーバでの処理開始

各種オペレーションやコンフィグ即時 (スケジュール) 反映処理が SACM サーバ上で開始されたことを示します。

リクエストのサービスアダプタでの処理開始

各種オペレーションやコンフィグ即時 (スケジュール) 反映処理がサービスアダプタ内部で開始されたことを示します。

リクエストの処理成功

各種オペレーションやコンフィグ即時 (スケジュール) 反映処理が成功したことを示します。

リクエストの処理失敗

各種オペレーションやコンフィグ即時 (スケジュール) 反映処理が失敗したことを示します。

リクエストの再処理開始

各種オペレーションやコンフィグ即時 (スケジュール) 反映処理が別の SACM サーバ上で再度実行されたことを示します。

リクエストのタイムアウト

各種オペレーションやコンフィグ即時 (スケジュール) 反映処理時にタイムアウトが発生したことを示します。

サービスアダプタによるコンフィグ取得理由について

主なコンフィグ取得理由として以下が表示されます。

取得理由

表示条件

電源投入

サービスアダプタの起動時に表示します

無効なコンフィグのため再取得

無効なコンフィグが設定されている場合に表示します

モジュール同期失敗

モジュールの更新に失敗した場合に表示します

再試行失敗

操作用接続確認のリトライ回数上限に達した場合に表示します

コンフィグのロールバック失敗

コンフィグの即時反映後にロールバック処理が発生、かつロールバック処理に失敗した場合に表示します